個人事業主にはクラウド会計の利用がおススメ
青色申告をして65万円の特別控除を受けるには、必須である複式簿記による会計処理が必要だ。
会計処理の方法は大きく分けて2つある。
会計ソフトを利用する方法と、手書き伝表で処理する方法だ。転記ミスを防ぐ為にも会計ソフトを利用したい。会計ソフトも2種類ある。所謂ソフトを購入して利用する方法と、クラウド会計だ。
龜寝子はクラウド会計を利用しており、そのメリットや気づいた注意事項等を取り上げる。
クラウド会計で65万控除を受ける
会計ソフト
会計ソフトは一気に経理処理が出来る。何度も同じ内容入力をせずに済み、出来上がる帳簿は見栄えも良く、綺麗だ。
簿記の知識が無くとも入力出来る。使いながら経理処理がわかる様にもなる。
龜寝子は、税務署の無料簿記講座に2回行っただけの簿記素人だが、説明書を見ながら入力に困る事は最初からなかった。
書き間違いや転記ミス(龜寝子の場合は「字」の下手さ問題もあり(^◇^;)等を考えると、会計ソフト利用をお勧めする。
ただし、入力ミスには注意。
出来上がった帳簿の美しさに、完璧に出来あがった幻想を抱いてしまいがちだが、入力漏れ・金額間違い・仕訳の貸借間違いは結構ある。
貸借を間違えると、売上と経費が逆になり、売上がマイナスになる。
チェックは最低2重にする事を心掛けたい。
蛍光ペンなど色を変えて、1回目のチェックは緑、2回目チェックは赤と回数で色分けするとよい。
これは、税務調査が入った場合も有効で、パッと見て2回チェックされていたら「きちんと処理している」印象を与えることが出来る。実は龜寝子は、監査の帳簿チェックの仕事をしていた事があり、その際に、蛍光ペンチェックが2種類されていると、ミスはないだろうと思っていた。知合いの税理士に聞いても同じ意見だ。
見た目も大事。実際にもチェック。2重の意味で、複数チェックは色分けでするのがお勧め。
クラウド会計
どの端末からも入力出来、バージョンアップの必要もない。いつでも何処でも最新版というのがお勧め。
入力が不明な箇所も、該当箇所のマニュアルを別画面で開いて確認しながら入力出来る。もちろんマニュアルを全て印刷して「紙の説明書」として利用するのもあり。
預金口座やクレジットカード利用情報と連携して、支払履歴を自動で取得し、仕訳する機能もあり。入力の手間が減ってとても便利。
マネーフォワードクラウド会計やfreee、弥生クラウド等がある。
龜寝子が使っているマネーフォワードクラウド会計確定申告へのリンクです)は、チャットサポートがついているので、入力に悩んだ時に心強い。
ソフトウェア
沢山の会計ソフトがあるので、ネット等で情報収集してみるとよい。使っている人がいたら、使い勝手を訊いてみよう。値段も1万円台から5万円弱まで幅広い。
「お試し版」がある物もあり、是非実際使ってみて、使い勝手をチェックしてから購入するとよい。
ダウンロードしたPCでしか利用出来ない。1ソフトは1PCダウンロードまでなので、そこは注意。
無料バージョンアップも対象期間を確認してから購入したい。
弥生やソリマチ、エプソン等多数あり。
手書き伝表
オーソドックスな方法で簿記知識が求められる(と言っても、やっていれば分かる様になる)。
PCやソフトの購入費用やバージョンアップ等のメンテナンス費用はかからないので1番安上がりではある。
最終的に『総勘定元帳』に転記するので、転記ミスには注意。
とは言っても、元手が帳簿だけなので龜寝子もやったことあり。帳簿は文具店以外にもホームセンターや100均で置いてる場合もある。
龜寝子は、書く手間がおしかった。何度も転記したりするのが煩雑に感じ、転記ミスもあり、会計ソフトに移行した。
今回のまとめ
会計処理の方法は大きく分けて2つある。
会計ソフト利用と手書き伝表。
手書き伝表は初期費用が少なく、始めやすい。マメに会計処理をする人には向いている。ただし、転記ミスに注意。
会計ソフトは、簿記の知識が薄くても入力出来る。ただし入力ミスには注意。
チェックは2重に、チェックペンの色を変えてチェックした履歴を残すのがキモ。
会計ソフトではPCにダウンロードする一般的会計ソフトウェアとクラウド会計がある。どの端末からも入力が出来、バージョンアップの必要もないクラウド会計がお勧め。
会計ソフトを利用して、綺麗な帳簿で、65万の青色申告控除を受けよう。